サーリオは家庭で使えるとはいえ、医療現場でも使用できるほどの高機能なイオントフォレーシスです。
そんなサーリオなので、使い方が複雑なのでは?と思われるかもしれません。

サーリオって本格的な装置だから使い方が難しかったらどうしよう?ちゃんと使いこなせるか不安。
あとドイツ製だよね。だったら、日本語の取扱説明書は付いているの?
が、ご安心ください。
とても簡単です。日本語対応のユーザーマニュアルも付属されているので心配いりません。
サーリオの簡単な使い方
最初にサーリオの簡単な手順を説明します。
ざっくりと理解したいときはここを読みましょう。
- トリートメントトレイに電極シリコントレイとフォームマット(スポインジ)をセットし、水を0.8〜1.0L入れます。
- 電極シリコントレイと制御装置を電気ケーブルで接続します。
- サーリオのパラメーターを設定します。
- トリートメントトレイに手や足を入れて治療を開始します。
- 治療時間:10〜15分
- 電流:1mA〜30mA(個人により増減する)
- 電流パターン:直流またはパルス(直流の方が効果ある)。
- 電流の方向(デフォルトでOK)
サーリオの詳しい使い方
サーリオの詳しい使い方を説明します。
ユーザーマニュアルも合わせて読んでください。
- 付属品
- 制御装置
- トリートメントトレイ2枚
- 電極シリコントレイ(黒)2枚
- 電気ケーブル(白)2本
- フォームマット(青)2枚
- 電源ケーブル(電力供給装置)
- ユーザーマニュアル
- 詳細を記すためのダイヤリー
サーリオの使用手順
- 両手の治療:机の上に二つのトレイを横に並べます。
- 両手と足の同時治療:トレイは机の上、床に置きます。
トリートメントトレイに電極シリコントレイ(黒)とフォームマット(青)をセットします。
- 電極シリコントレイ(黒)に電気ケーブル(白)各1本を接続します。
- 制御装置のE1とE2に電気ケーブル(白)各1本を接続します。右側のトレイ→E1、左側のトレイ→E2に繋げます。
- 制御装置に電源ケーブルを接続し、コンセントに電源プラグを差し込みます。
- 制御装置の電源をONにします。
- フォームマット(青)が水に浸かるぐらいにトリートメントトレイに水を80mL〜1L入れます(2ヶ所)。
- 手や足、手のひらやかかとをそれぞれ完全に濡れるように水に漬けます。指やつま先側が3分の1ぐらいまで浸かる状態が最大の水位レベルです。
制御装置の設定(パラメータの設定)
パラメータの設定は、電気ケーブルや電源ケーブルを接続した状態で行ってください。
一回設定したら、何度も設定し直す必要はありません。
治療期間ごとに設定し、あとは微調整すればOKです。
- 制御装置の電源スイッチをONにします。
- < >ボタンを使ってディスプレイの現在の設定置を変更します。
- SETボタンで決定します。SETボタンを押すごとに選択項目が下段へ移動します。
パラメータ | 設定値 |
---|---|
治療時間 |
10〜15分が推奨時間です。治療期間で変更してください。 |
電流設定 |
0〜30mAで設定します。 |
電流の種類 |
直流電流またはパルス電流を選択します。
直流はパルスより効果がありますが、刺激が強いです。 |
電流の方向 |
電流の流れる方向を設定します。
手足の発汗を安定させるため、治療セッションごとに電流を逆にすると良いでしょう。 |
サーリオの治療期間
サーリオの治療時間は、初期第一の段階、初期第二の段階、継続の段階の3段階に分かれます。
口コミにもありましたが、最初は毎日治療する必要がありますが、いっかん発汗が止まったら持続させるために週に1〜2回の治療で済むようになります。
初期第一の段階
- 治療期間は、10日〜14日
- 毎日1回10分が基本です。
- 可能な限り直流電流に設定します。
- 電流方向は同じ方向でOK。
初期第二の段階
- 治療期間は、3週間〜4週間です。
- 毎日1回10分が基本ですが、効果によっては時間を短くしてもOKです。
- できるだけ直流電流に設定します。
- 電流方向は、同じ方向ではなく、交互に行います。
継続の段階
- 1回15分を週に1〜2回行います。
- 必要に応じて直流またはパルスを使い分けます。
- 電流方向は同じ方向ではなく、交互に行います。
まとめ(サーリオの使い方)
サーリオの使い方を丁寧に解説しました。
トレイをセットし、電源を繋いで、治療したい手足をトレイに入れるだけの簡単な装置です。
パラメータ設定も項目数がそんなに無いので、想像以上に簡単だと思います。